デイナイトケアとは、精神科における治療の一環として行われる外来治療の1つである。あらゆるグループ活動に参加して、ゲームやスポーツを楽しむことで心身のリズムを整えていく。最終的には規則正しい生活を施しながら社会復帰させることを大きな狙いとしている。看護師は、デイナイトケアに参加している人を支えていくことが求められる。デイナイトケアは活動を継続していかなければならない。負担がかかる利用者も出てくるだろう。その人々が活動を頑張っていくためには、看護師の存在が欠かせないのである。

では、看護師はどのようにサポートしていけばいいのだろうか。看護師のサポートで重要なのが、利用者とのコミュニケーションを積極的に図っていくことである。利用者が頑張って活動するためには、看護師からの声がけが必要不可欠となる。特に明るく笑顔で接していけば、利用者の心は次第に和らいでくる。はじめはデイナイトケアに慣れなかった利用者も活動自体を楽しんでもらえるようになるかもしれない。

加えて、利用者から信頼される看護師の特徴が、看護師自身もデイナイトケアの活動を楽しむことである。もし、仕事の1つと捉えて淡々と活動していたら、利用者はデイナイトケアを心から楽しめなくなってしまう。利用者が心の底から参加したいと思える条件の1つが、看護師を含めたスタッフが活動の楽しさを伝えられる環境なのだ。そのような楽しめる空間づくりに看護師は徹していかなければならない。